卓ゲ好きの猫又

【12季節の魔法使い】ドラフトで考えること

今回は「12季節の魔法使い」の記事です。

今回のテーマは「ドラフト」です。2人戦でドラフトのときに考えるべきことをまとめてみました。よかったらプレイの参考にしてみてください。

ルール説明は面倒なので知らない方はググってね(雑)

※ここでは、カード名はBGA(オンラインボードゲームサイト)のものを使用しています。製品版のカード名とは違うものが一部あります。というか大体違います。製品版しかやったことがない方はごめん。

ちなみにBGAは無料でできるのでやってみてください。

boardgamearena.com

 

 

1・単体で強いカードを知る

他のブロガーさんでカード考察・評価をしてる方が多いですが、僕はそういった記事は初心者時代に読んだんですが、かなり勉強になりました。

そんなことしなくても、プレイしながら「このカードが強いんやな!」というのを学んでいけばいいんですが、そういった強いカードをドラフトでちゃんと取っていくのが重要です。まぁ、強いカードを取れば有利になれるのは、当たり前ですよね。

初心者VS上級者の試合だと、ドラフトの時点で勝ち負けがほぼ確定してしまうことが珍しくないです。これは単純に初心者が何が強いのか知らないのが原因で、別にテクニックの問題とかじゃないです。

将棋で、飛車を捨てるようなプレイをして歩を守るような戦術をしても勝てませんよね。

何が強いのか知ろう!

 

僕が初心者時代に一番勉強になった、Gryithさんの記事のリンクを貼っておきます。

個別カード感想 – 現在は十二季節の魔法使いの解説

 

2・相手が取ったカードは覚えておこう

このゲームはちゃんと覚えておけば相手の手札のうちの8枚は確定するゲームです。その8枚の対策をしていくのが大切なゲームなので、ちゃんと相手が取ったカードを覚えておくのが重要になります。ただ、慣れるまでは全て覚えておくのは結構大変です。慣れてもめっちゃ大変(笑)

まぁ、メモ取っちゃうのが一番早いんですが、ネットならOKでも対面でボードゲームをするときに1人でメモとるのは何か反則な気がするので。

全部覚えるのがベストなんですが、全部覚えられない方はとりあえずコストが重いカードと、打たれると嫌な使い魔だけ覚えておけばいいです。コストが重いカードを覚えておく理由は召喚妨害をしやすいからです。また、使い魔は相手を直接攻撃するカードが多いので覚えておくと対策がしやすくなります。

相手のカードの対策をしよう!

 

3・カードの相性を考える

1つ目の項目で、「強いカードを取っていこう」というようなことを書きましたがこのゲームは強いカードを順番に取っていけばいいような作業ゲーではありません。カード同士の相性が重要になるからです。

例えば、相手が驚愕の箱*1を取ったら、(他のカードにもよりますが)魔法の秘本*2があるなら取るべきです。こうすることで、強力な魔法の秘本×驚愕の箱デッキを防ぐこともできます。

こんな感じで、自分のカードと相性がいいものを取ることや、相手のカードと相性が良いものをカットするのが重要です。また、自分の取ったカードへの対抗カードをカットすることや、相手のカードへの対抗カードを取ることも重要です。例えば、驚愕の箱デッキを作るのなら、灰顔のルイス*3があったら利用されやすいので取りたいところです。

以上のように、「カードの相性を考える」の一言でまとめましたがいろいろ考えることがあります。自分の構築を優先するのか、それとも相手への妨害を優先するのか、そこを考えるのが大切です。

カードの相性を考慮したドラフトを心がけよう!

 

4・初手は相手に見えていない

初手は相手に見えていないため、相手に見せたくないカードを初手で取っておくと有利に立ち回れます。

1つ目の項目で「強いカードは早めに取ろう」というようなことを書きましたが、状況次第では強いカードよりも優先することも考えたいところです。これは強いカードを相手に渡すことに対する「妥協策」があるなら特に重視すべきでしょう。

例えば、「ヤンの忘れられた花瓶*4/春の杖*5/アルスの呪われた書*6/ラグフィールドの従者*7」が初手の9枚にあるとしましょう。ここでは、強力なカードであるヤンを取るのが定石ですが、アルスを取るのはどうでしょう?アルス+ラグフィールドの従者コンボが狙えます。それに、相手は自分が初手でアルスを取っていることを知らないのでラグフィールドの召使いを放っておいても取ってくることはないでしょう。(ラグフィールドの召使いは単体では弱いカードなので)また、ヤンを取られたとしても、春の杖を自分が取れれば別に不利になりません。(これが「妥協策」です)

先に複雑な例を挙げてしまいましたが、シンプルに「このカードは相手に見せたくない!」というカードを取ろうという話です。例えば、初手で信心深きサイラス*8を取れば相手はサイラス対策を怠って、うまく強いカードを生贄にさせることができるかもしれません。

相手に見えていないカードは1枚だけ。それをどう使う?

 

5・同じカードは分け合うことになりやすい

初手の9枚や2手目の8枚で同種のカードが2枚あったら、そのどっちかは取る前提でそれと相性が良いカードを取っていく、などの工夫ができると有利に立ち回れます。なぜなら、同じカードは相手と分け合うことが多いからです。

(初手で片方を取った場合は、自分が2枚とも取れることもあります)

同じカードは分け合う前提で動こう!

 

6・最後まで見据えたドラフトを

初手の9枚で自分が取ることになるのは1枚目、3枚目、5枚目、7枚目、9枚目です。そう、9枚目を取るのです。つまり、初手の9枚で一番弱いカードは自分が取ることになる可能性が高いということです。

初手の9枚を見た時点で自分が取ることになるであろうカードはどれなのか予想を立て、そのカードとの相性を考えたドラフトをしていきましょう。

例えば、初手の9枚に生命の薬*9があった場合。自分が生命の薬を取ることになる可能性が高いです。生命の薬を使った直後はリザーブから魔力が消えてしまうという欠点がありますが、それを克服できる魔力獲得系カードや、夢の薬*10、生命の薬をふんだんに利用できる魔法の秘本やイオの財布*11を取れれば良いですね。

逆に言えば、2手目の8枚のうち、1枚は確実に相手に押し付けることができるということです。相手のカードと相性が悪いカードを押し付けてやると有利です。

先を読んでカードを集めて行こう!

 

 

 

以上、ドラフトのコツをまとめてみました。ドラフトは結構難しいんですが、カードを取っていく感じが楽しいですよね。色々書きましたが、ドラフトは楽しめば良いんです!!

では、良きクシディット生活を。

 

 

十二季節の魔法使い 日本語版

十二季節の魔法使い 日本語版

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:[永続]ラウンド終了時、リザーブに魔力が4つ以上あるなら、+3点

*2:[召喚]魔力を2つ獲得する [永続]リザーブに置いておける魔力の上限が10になる

*3:[召喚]相手のリザーブにある魔力をコピーして獲得する

*4:[永続]カードを召喚した時、魔力1つを獲得する

*5:[永続]カードを召喚した時、+3点

*6:[召喚]+10点 +1召喚ゲージ 魔力2つを獲得する [永続]このカードを生贄にする時、リザーブの魔力を全て捨てる

*7:[召喚]10点以上持っているプレーヤーは全員1枚ドロー、+1召喚ゲージ

*8:[召喚]相手はカード1枚を生贄にする

*9:[起動]このカードを生贄にし、リザーブの魔力を全て捨て、捨てた魔力1つにつき+4点

*10:[起動]このカードを生贄にし、リザーブの魔力を全て捨て、カード1枚をノーコストで場に出す

*11:[永続]魔力を1つ変転するたびに+1点